トップページ > インプラント > 前歯の審美的なインプラント症例

前歯のインプラント治療は、単にインプラントが移植されているだけでは不十分で、インプラントが周囲の歯や歯茎と審美的に調和していなければなりません。そのため、前歯のインプラント治療は一般的に歯茎と、そしてこれを支える骨の移植が併用されることが多く、術者には高度な技術と審美的な治療センスが要求されます。
以下に前歯における審美的なインプラント治療方法を、当院の治療例を用いて説明いたします。

上記の写真のように前歯のインプラントは周囲と調和し、左右対称に修復されることが求められます。

歯周病により前歯が抜歯されインプラントが移植されるケース
術前の状態

歯周病により前歯が突出し、歯が動揺しています。レントゲン写真のように歯周病が進行すると周囲の骨や歯茎が失われます。

術中の状態

重度の歯周病で前歯を抜歯する場合は、同時に骨と歯茎の移植の手術を行うことが一般的です。
本症例でも、骨と歯茎の移植術の後に十分な治癒期間を経てインプラントが移植され、審美的なセラミックスの支台とかぶせの歯が装着されました。

術後の状態

インプラントにセラミックスの歯が装着されました。術前と比較して前歯の審美性が大幅に向上しました。

術後8年後の状態、インプラントと周囲の歯の審美性は保たれています。

前歯だけでなくその周囲の歯茎と骨、歯並びも改善する複雑なケース
治療例の術前の状態

事故により、上顎の前歯と歯茎が失われていました。また、前歯では咬み合わすことができない状態でした(開咬:歯列不正の一種)。

術前の状態

術中の状態

歯が欠損した部分にインプラントを移植する前に、骨の移植が行われます(左)。その後、十分な治癒期間の後にインプラントが移植されます(右)。

歯並びの矯正治療が行われ、その後、歯茎の移植も行い歯と歯茎の左右対称性を評価されました。

術後の状態

2本のインプラントを支台とするセラミックスの歯が装着されました。

術前と術後を比較すると、移植手術と歯並び矯正がインプラントの審美のために重要であったことがわかります。
このように歯だけではなく、骨や歯茎が喪失した症例、あるいは歯列不正の改善のともなう症例では、単にインプラントを移植するだけではなく、様々な治療を融合させ、高い次元で審美性を獲得するための診断と治療技術が必要です。

前歯の抜歯と同時にインプラントが移植されるケース
術前の状態

虫歯が重度に進行したため、歯の神経は失活し、歯の破折(→)も認められました。しかし、骨と歯茎は吸収していなかったため抜歯と同時にインプラントを移植しました。

術前の状態

術中の状態

しかし、このような周囲の骨と歯茎が十分に存在する症例でも、インプラントの移植後には周囲の組織は吸収されるので骨の移植と歯茎の移植が併用されます。本症例では同時に仮の歯も装着されました。

術後の状態

インプラントにセラミックスの歯が装着されました。術前と比較して前歯の審美性が大幅に向上しました。反対側の歯は、歯を削らずに樹脂(コンポジットレジン)で修復されました。

術後の状態

術後3年の状態ですが、インプラント周囲の審美性に変化はありません。

前歯における審美的なインプラント症例
術前の状態

上顎の右側の側切歯が欠損し、仮歯が接着されている状態でした。

術前の状態

術中の状態

欠損部にインプラントが移植され、セラミックの土台が装着されました。

術後の状態

審美的なかぶせの歯が装着されました。

術後の状態

術後9年を経過してもインプラントと周囲の歯茎の審美性は保たれています。